2024年は築地小劇場の開場100周年です(1924年6月13日開場)。これを記念して、同劇場の開場公演のひとつだった、ドイツの劇作家ゲーリング作の『海戦』が、6月7日(金)、リーディング公演(台本を読み上げる形式)として上演されます。
築地小劇場とは、20世紀初めから盛んになった新劇(西洋の同時代演劇をモデルとした台詞劇)の上演を前提とした日本初の劇場です。この劇場で、同時代の西洋諸国の演劇作品が多く翻訳紹介され、後世の日本演劇は大きな影響を受けました。
中野図書館では、リーディング公演の企画と連携して、築地小劇場関連の書籍を展示します。国内外の、演劇を始めとする芸術関連の書籍、あるいは上演された作品から、築地小劇場という社会現象の一端をうかがい知ることができれば幸いです。