総件数
179テーマ

出版社:みすず書房

0
タイプ
展示
展示期間
展示期間未定  未定
展示場所
公開状態
公開
公開予定日
2021-12-14
登録件数
展示   14
アクセス数
291 View

【概 要】

壮大なる食の歴史――そんな表現がふさわしい一冊。本書は、紀元前2万年の穀物料理から現代のハンバーガーまで、世界の食文化の興亡をたどった大著である。政治や経済、社会、宗教などに影響を受けて食が形づくられ、周期的に大きな変化を遂げて新たな食文化が生まれ、そのいくつかが世界中の国々を圧倒するようになった。そうした様相を明らかにしている。
全編を通して各時代の調理の習慣、儀礼の方法やその意味がこまやかに説明され、古今東西の料理の数々が紹介される。様々な穀物類、多種多様な野菜・果物、香辛料、水産物、食肉、乳製品、嗜好品……。古代ギリシャの食生活、オスマントルコの食文化、イギリスの上流食、フランス王朝の晩餐、カウンターキュイジーヌ……。商人や宣教師や軍隊が、海を越え山を越え、砂漠を渡り国境を越え、いかに食文化を普及させてきたか。そこにはどんな出来事があったのか。包括的な歴史を見事に描いている。
膨大な資料を駆使した丹念な研究であり、微に入り細にわたる書物だが、いったん読み始めるとページを繰る手が止まらない。食に興味がある人も、社会学、人類学、宗教史に興味のある人も。本書はその期待に応えるだろう。読書人も専門家も、料理に関わる人も食品業界の人も面白く読める本。図版68点、地図10点収録。索引を付す

【目 次】

謝辞
はじめに

第一章 穀類料理の習得 紀元前2万年-紀元前300年
世界の食の地図 紀元前約1000年
穀物と都市、国家、軍
上流食と下流食、都市と農村、各「文明」の食文化と遊牧民食文化
古代の食事観
古代食文化についての考察

第二章 古代帝国の牲(にえ)としての大麦・小麦食文化 紀元前500年-紀元400年
メソポタミア食文化からペルシャのアケメネス朝宮廷食文化まで
アケメネス朝食文化への反応としてのギリシャ食文化
マケドニア、ギリシャ、アケメネス朝食文化からヘレニズム食文化まで
アケメネス朝食文化からインド・マウリヤ朝食文化
王国の食文化の代わりとしての共和政ローマの食文化
共和政ローマ食文化から帝国的、ヘレニズム文化的なローマ食文化へ
キビ食文化から漢王朝の食文化へ
メソアメリカのトウモロコシ食文化
紀元200年の世界の食文化の地図

第三章 仏教が変えた南アジアと東アジアの食文化 紀元前260年-紀元800年
神政国の食文化──いけにえの儀式から世界宗教のルールへ
アショーカ王の勅命──仏教が変えたインド食文化 紀元前250年-紀元1200年
僧と僧院──南、東、北に広がった仏教食 紀元前250年-紀元1200年
僧と僧院──仏教が変えた中国の食文化 紀元200-850年
中国における儒教、道教、仏教食文化 850-1350年
仏教が変えた朝鮮と日本の食文化 550-1000年

第四章 イスラム文化が変えた中央アジアと西アジアの食文化 800-1650年
ワインの河、ハチミツの河──ペルシャ・イスラム食文化 700-1250年
ハンのスープ──トルコ・イスラム食文化とモンゴル食文化 1200-1350年
「生、煎る、焦がす」のトルコ・イスラム食文化 1450-1900年
オスマン帝国の食文化
ムガル帝国の食文化

第五章 キリスト教が変えたヨーロッパとアメリカ大陸の食文化 100-1650年
パンを分ける──キリスト教的食事観の形成 100-400年
東ローマ帝国からビザンティン帝国の食へ 350-1450年
ローマ帝国食文化からヨーロッパ諸国のカトリック食文化まで 1100-1500年
イベリア半島諸王国カトリック食文化の世界への広がり 1450-1650年
1650年前後の世界の食地図

第六章 近代食への序章 北ヨーロッパ 1650-1800年
近代西洋の食事観の根源
ヨーロッパ上流食としてのフランス料理の登場
オランダのブルジョア食──フランス上流食の代わりに登場した共和政食
お国料理としてのイギリスのジェントリ層食文化
ヨーロッパ帝国の下流食
1840年の世界の食地図

第七章 近代の食 中流食のひろがり 1810-1920年
都市部の給与所得者層の中流食
都市部の労働者階級の中流食
地方の貧困層の下流食
フランス上流食の国際化
食品工場
牛肉やパン、家事以外ならなんでも──カウンターキュイジーヌ
世界の食の地図、1910年前後

第八章 現代の食 中流食のグローバル化 1920-2000年
現代の食における西側諸国と社会主義の対立
「お国料理」の普及
小麦粉、包装肉、牛乳、果物、野菜のグローバル化、および料理の専門化
カウンターキュイジーヌ
食の世界地図2000年
終わりに

原注
訳者あとがき
参考文献
索引

【書 誌】

タイトル
料理と帝国
ISBN
9784622079606
著者
レイチェル・ローダン ラッセル秀子
出版社
みすず書房
出版年
20160526

リンク

Resource : openBD

現在、熊谷と久喜の2館で「情報の探しかた講座」が開催されています。​ これにちなんで、「情報リテラシー」をテーマに資料を...
レポートやゼミでのプレゼン、どう準備すればいい?​ 文章のまとめ方や分かりやすく気の利いたデザインなどいろいろなアイデア...
日々の生活の基本である「食」​食は生命活動から社会活動、精神活動まで、あらゆる活動の根源です。​食が織り成す人の生活構造...
【 ニッチ : niche 】; 隙間 / ユニーク。マニアックの意。​自分だけが知っているのかも。これ以上に贅沢な知...
ミニ展示開催初日の10月29日には、​「埼玉県立図書館百周年記念資料展」を熊谷図書館で開催しています。​​ そこで...
生田図書館 本への誘いコーナー なぜ時間どおりに仕事が終わらないのか?時間に追われる・・・ いつも「時間」がないあなた...
11月4-6日に公演が行われる明治大学シェイクスピアプロジェクト関連の展示です。​シェイクスピア作品のほか、演劇論、劇場...
2004年にスウェーデンの大学教授エリック・ストルターマンによって提唱された「DX(デジタル・トランスフォーメーション)...