「インクルーシブ教育」という言葉を耳にしたことはありますか?
この言葉が初めて提唱されたのは、
1994
年の「特別ニーズ教育に関する世界大会」において採択されたサラマンカ宣言でした。
「インクルーシブ(
inclusive
):包括的」という言葉が示す通り、障害の有無や国籍、人種、性別等に関わらず、すべての子どもが同じ場所でともに学び合う教育のことを指します。
2006
年に国連において採択された「障害者の権利に関する条約」でも、教育について
「障害者が障害を理由として教育制度一般から排除されないこと及び障害のある児童が障害を理由として無償のかつ義務的な初等教育から又は中等教育から排除されないこと」
「障害者が、他の者と平等に、自己の生活する地域社会において、包容され、質が高く、かつ、無償の初等教育の機会及び中等教育の機会を与えられること」
が必要であるとされています。
多様な人々が共生する世界のために、私たちができることは何なのか。
教育現場での課題や取り組みをヒントに、手がかりを探してみませんか。