このページは、埼玉県立久喜図書館 資料展(WEB版)「日本美術を辿る」のうち、7.「様々な切り口から捉えたもの」の資料リストです。
今回の資料展では、主に時代ごとに区分けして資料をご紹介しておりますが、特定の内容に特化した資料も所蔵しています。そこで、さらに日本美術を知ることのできるものとして、書や天皇、刺青などの様々なテーマから日本美術を考察した図書を紹介します。
刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ / 宮下規久朗 -- 9784140911099
図書館所蔵を確認【概 要】
今日、雑誌や野外彫刻で目にする七頭身美人のヌードとは、全く異なる美の基準に立つ裸体表現が江戸時代に存在した。美人画や刺青画では肌の白さやきめ細かさが重視され、他方、生人形では日常の姿を写し取る究極の迫真性が追求され、生身の人間性を感じさせる淫靡な裸体芸術が花開いた。明治期、人格を除去し肉体を誇示した西洋ヌードを移入すると、伝統の解体や再接続を経て、新たな裸体美が模索される。従来の研究から抜け落ちた美術作品を多数俎上に載せ、日本美術史の書き換えを試みる画期的な論考。【目 次】
序章 ヌード大国・日本を問い直す【書 誌】
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