埼玉県立図書館

埼玉県立図書館のページです。
 
総件数
20テーマ

このブックリストでは、埼玉県立熊谷図書館人文・社会科学資料担当の司書が、所蔵の本からおすすめの1冊を紹介します。 コロナ禍で不安の多い毎日の中、新たな1冊の本との出会いが、心の潤いやささやかな喜びになることを願っています。


タイプ
リスト
公開状態
公開
公開予定日
2021-02-04
登録件数
リスト   4
アクセス数
68 View

夜食の文化誌 / 西村 大志 -- 9784787233073

図書館所蔵を確認
夜食を家政学や健康科学的観点からではなく、文化学・文化史的視点から問い直す研究書。5人の社会学者が、それぞれの観点から夜食文化を考察する。 取り扱う題材は幅広く、落語に見る夜食と社会階層、夜食を提供する屋台、夜食としてのラーメン史、若者の「定番夜食」の変化、地方での夜食のすがた――等々、多角的な視点から夜食という文化を読み解くことができる。 「食欲ではなく、知識欲を刺激(本文より)」できる1冊。

【概 要】

ラーメン、おにぎり、焼きそば、うどん、スナック菓子……。受験勉強や夜型生活になくてはならない夜食は、どのようにして全国に普及してきて、一つの文化として成熟したのか。文化的・歴史的な過程をたどりながら、夜食と日本人との関係に鋭く斬り込む。

【目 次】

序章 「夜食」の文化研究事始め 西村大志
 1 この本の向かうところ
 2 「夜食」という前提
 3 各章の紹介

第1章 「夜食」と階層──落語から考える 西村大志
 1 夜食を商売とする人の階層
 2 夜食を商売とする人のなかでの階層差
 3 夜食を外で食べる人の階層
 4 夜食を食べる人のなかでの階層差
 5 店舗を構えてはみたけれど
 6 階層移動の夢──移動する夜商人から昼の固定店舗へ

第2章 路地裏の夜食史──一九二〇─三〇年代における屋台イメージの転換 近森高明
 1 屋台の《原風景》
 2 都市下層のファストフード
 3 苦学生たちの屋台営業
 4 発見される屋台の味覚
 5 屋台の《原風景》を描き直す

第3章 ラーメン史を「夜」から読む──盛り場・出前・チャルメラと戦前の東京人 右田裕規
 1 問題意識
 2 沿革
 3 盛り場/いかがわしさ
 4 出前/非日常性
 5 流しの屋台/悲哀
 6 結論

第4章 若者の夜食はどう変わってきたか 井上義和
 1 受容史的アプローチの試み
 2 戦前期エリート学生の夜食事情
 3 昭和三十年代の若者の夜食事情──夜食間食回顧調査から
 4 夜食はどのように家庭に入ってきたのか

第5章 地方からみた「夜食」──都市的まなざしに抗して 島岡 哉
 1 農村──奈良県・大和盆地の農村地帯
 2 山村──奈良県吉野郡の山村地域から
 3 漁村──三重県尾鷲市をはじめとする東紀州地域から

おわりに 西村大志

【書 誌】

タイトル
夜食の文化誌
ISBN
9784787233073
著者
西村 大志
出版社
青弓社
出版年
20100117
登録番号
102238953
請求記号
383.81/ヤシ
展示場所
埼玉県立図書館

リンク

Resource : openBD

 旅は地図だ。地図なしの旅などありえない。ガイドブックに付いているような観光地が書き込まれた地図ではなく,実務的な道路...
136 View   リスト   26
直木賞・芥川賞 第164回受賞作に関する特設コーナーです。
人類の歴史と「戦争」とは、切っても切り離せない関係がある。 今回の特設コーナーは「戦争」に関する本を集めてみました。
新書のススメに関する特設コーナーです。
直木賞・芥川賞 第163回受賞作の特設コーナーです。
明智光秀に関する特設コーナーです。
新生活の前に おうちの中でも 小さな幸せを 文具で毎日に 彩りを ❝ 文具 ❞ に 関する本を 集めてみました。...
「ウイルスに負けないように免疫力を高めよう」最近よく耳にしますが、では実際に何をしたらよいのか。実践すれば、ウイルスに限...
私たちを癒してくれる植物。園芸の本から図鑑に至るまで、幅広く集めました。身近にある植物で、普段の生活が華やぐかもしれませ...
他人の人生。それが自伝。 なんでそんなもん読むのか。なんでそんなもん書くのか。ひけらかし、時に開き直り、それでも行間から...
外出を控える生活が続いています。 行かれるようになったら、こんなところへ… 本で散歩や旅をしてみては?
民意は社会を動かせるか。幸せな世の中を求めて、人はどう行動してきたのか。今回は社会運動について特集します。