東洋大学 教職センター/角谷昌則/葛西耕介/斎藤里美/山口晶子/藤田駿介
揺らぐ時代の教育に、不動の学理を。
「学理と実践の往還」から描き出す、教育制度の新たな地平。
教育とは、単なる技術的支援や制度運営ではない。それは人間が世界と向き合い、他者と共に生きるための根源的な営みである。
急速な技術革新や社会構造の変容に直面する今日、私たちは「学ぶとは何か」「評価は何を価値づけるのか」という根源的な問いに改めて立ち返る必要がある。
本書は、東洋大学教職センターが推進する「学理と実践の往還」を具現化するシリーズの第1巻である。井上円了の教育哲学を現代的に継承し、教育の歴史的連続性と現代の変容を鋭く見据えた5人の研究者が集結。教育制度の多層的な真実に迫る。
* メガイベントが教育現場に沈殿させた「負のレガシー」の構造(角谷昌則)
* 「親の教育権」と公共性の狭間における倫理的判断(葛西耕介)
* 学びのセーフティネットから「主体的選択」の場へ変容する通信制高校(斎藤里美)
* 情報教育の歴史から見据え直す、生成AI時代の人間と技術(山口晶子)
* 学校と地域を繋ぐ「キャリア教育」の具体的基盤(藤田駿介)
実践のエビデンスとナラティブを往還し、教員の専門性を共同の営為として再定義する。「よい実践」を単発の成功で終わらせないために、教育研究者・学生必読の一冊。
【東洋大学教職センターからのメッセージ】
東洋大学教職センターが推進する教育学術書出版、「学理と実践の往還」シリーズの第1巻が誕生しました。本書は創立者・井上円了の教育哲学を現代的に継承し、現代社会における教育制度の多層な真実に迫る一冊となっています。
執筆には、角谷昌則教授(生命科学部)、葛西耕介准教授(文学部)、斎藤里美教授(文学部)ら5人の研究者が参加。急激な変容を遂げる今日において、メガイベントの構造や教育の公共性と倫理、通信制高校の変遷といった多彩な論点を、多角的に考究しています。教育研究に携わる皆様や教職を目指す学生諸君に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。