斎藤真緒
「ヤングケアラー支援」とは何をすることなのか? どのような人を対象として、どのような支援をすることなのか? 支援のゴール、すなわち、ケアラー支援を通じて、どのような社会ビジョンを描くことができるのか?
ヤングケアラー支援法制度化後、私たちは何を問われ、どのように支援を前に進めていくべきなのか?
子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト(YCARP)が当事者主体で取り組む事業、調査・研究から、支援のあり方、課題を提起する。
はじめに(斎藤真緒)
第1章 こども・若者ケアラーの葛藤によりそう視座(斎藤真緒)
コラム メディアで描くヤングケアラー(張瑜淳)
第2章 移行期にある若者ケアラーの支援課題の探求ー「ライフチャンス」と「家族との距離化」に着目して(河西 優)
コラム 当事者としての経験からみる子ども・若者ケアラーと貧困(亀山裕樹)
コラム 大学生ケアラーとキャリア(古谷友亮)
第3章社会モデル型ケアラー支援の構想ーインクルーシブ教育とヤングケアラー支援の接合(武石卓也)
コラム 学校の“見えないケア負担”をほどく─“語り”の奥にある構造から、ケアの編み直しへ(山村和恵)
第4章 子ども・若者ケアラーへの支援策─ほかの高所得国の経験から(松田亮三)
コラム ユースショートステイの取り組みから見えてきたこと(竹田明子)
第5章 イギリスにおけるヤングケアラー支援─ヤングケアラー支援視察報告(河西 優・亀山裕樹・斎藤真緒)
コラム グローバル化のなかの「ケア」─家族ケアの担い手としての移民の子ども(許英瑞)
おわりに(斎藤真緒)
【亀山 裕樹先生からのメッセージ】ヤングケアラー支援の方向性を社会学の視点から問いなおす内容です。私は「イギリスにおけるヤングケアラー支援」、「当事者としての経験からみる子ども・若者ケアラーと貧困」を担当しています。