ここでは、誰もに居場所がある。
災害が頻発し、二極化が進む社会で、
私たちはどうすれば、安心安全に暮らせる
レジリエントなまちをつくることができるのか。
図書館、学校、運動場、託児所……。
あらゆる人種や性別、年齢や職業が歓迎される場所
「社会的インフラ」の価値を、社会学者が解き明かす。
1995年のシカゴ熱波で生死を分けた要因の一つが社会的孤立にあることを突き止めた著者。
多様な人々とつながることで、安心で安全な社会をつくり、私たちの暮らしと命を守るメカニズムが研究を通して徐々に明らかになっていく。
コロナ禍を経験した今こそ、私たちには集まる場所が必要だ。
[もくじ]
序章 社会的インフラが命を救う
第1章 図書館という宮殿
第2章 犯罪を減らすインフラ
第3章 学びを促すデザイン
第4章 健康なコミュニティ
第5章 違いを忘れられる場所
第6章 次の嵐が来る前に
終章 宮殿を守る